歴代の一覧(全部門)

2023年

2023年キネ旬ベスト(2024年発表)
部門 受賞者
作品賞
(ベストテン1位)
「せかいのおきく」
 せかいのおきく

<2位以下>
2位:「パーフェクト・デイズ」
3位:「ほかげ」
4位:「福田村事件」
5位:「月」
6位:「花腐し」
7位:「怪物」
8位:「ゴジラ-1.0」
9位:「君たちはどう生きるか」
10位:「春画先生」

※歴代の作品賞▼
主演男優賞 役所広司
「パーフェクト・デイズ」
 役所広司

<2位以下>
2位:鈴木良平
3位(同点で2人)
        内野聖陽(せいよう)
        松山ケンイチ
5位(同点で3人)
        綾野剛
        池松壮亮
        光石研(みついし・けん)

※歴代の主演男優賞→
主演女優賞 趣里(しゅり)
「ほかげ」
 趣里

<2位以下>
2位:杉咲花
3位(同点で2人)
        菊地凛子
        黒木華
5位:真木よう子

※歴代の主演女優賞→
助演男優賞 磯村勇斗(はやと)
「月」「正欲」ほか
 磯村勇斗

<2位以下>
2位:宇崎竜童
3位:水道橋博士
4位(同点で7人)
        柄本明
        大泉洋
        寛一郎
        佐藤浩市
        永山瑛太
        三浦貴大
        リリー・フランキー

※歴代の助演男優賞→
助演女優賞 二階堂ふみ
「月」
 二階堂ふみ

<2位以下>
2位:阿川佐和子
3位(同点で3人)
        黒木華
        さとうなほみ
        趣里

※歴代の助演女優賞→
監督賞 ビム・ベンダース
「パーフェクト・デイズ」
 パーフェクト・デイズ
読者選出
日本映画1位
「Gメン」
 Gメン

<2位以下>
2位:「福田村事件」
3位:「怪物」
4位:「ゴジラ-1.0」
5位:「月」
6位:「正欲」
7位:「愛にイナズマ」
8位:「君たちはどう生きるか」
9位:「市子」
10位:「BAD LANDS(バッド・ランズ)」
読者選出
日本映画監督賞
瑠東東一郎(るとう・とういちろう)
「Gメン」
 Gメン
脚本賞 「せかいのおきく」
 阪本順治
 せかいのおきく
新人男優賞 塚尾桜雅(おうが)
「ほかげ」
 塚尾桜雅

<2位以下>
2位:柊木陽太(ひいらぎ・ひなた)
3位(同点で2人)
        アフロ
        黒川想矢(そうや)
5位:池川侑希弥(ゆきや)
新人女優賞 アイナ・ジ・エンド
「キリエのうた」
 アイナ・ジ・エンド

<2位以下>
2位:山﨑七海
3位:花瀬琴音
4位(同点で3人)
        呉城(くれしろ)久美
        サリngROCK(サリングロック)
        當真(とうま)あみ
文化映画1位 「キャメラを持った男たち 関東大震災を撮る」
 キャメラを持った男たち 関東大震災を撮る
外国映画1位 「TAR(ター)」
 TAR(ター)

<2位以下>
2位:「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
3位:「枯れ葉」
4位:「EO イーオー」
5位:「フェイブルマンズ」
6位:「イニシェリン島の精霊」
7位:「別れる決心」
8位:「エンパイア・オブ・ライト」
9位:「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
10位:「ウーマン・トーキング 私たちの選択」
読者選出
外国映画1位
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
 キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン

<2位以下>
2位:「TAR(ター)」
3位:「フェイブルマンズ」
4位:「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」
5位:「イニシェリン島の精霊」
6位:「枯れ葉」
7位:「バービー」
8位:「エンパイア・オブ・ライト」
9位:「トリとロキタ」
10位:「ザ・ホエール」
外国映画監督賞 トッド・フィールド
「TAR(ター)」
 TAR(ター)

2022年

部門 受賞者
作品賞
(ベストテン1位)
「ケイコ 目を澄(す)ませて」
 ケイコ 目を澄ませて

 監督:三宅唱(しょう)

※耳の聞こえない女性ボクサーの挑戦と葛藤、そして周囲との触れ合いを追う日常生活劇。実在のボクサーの自伝が原案になっている。 派手な展開や過剰演出に頼ることなく、登場人物たちと誠実に向き合い、観客に生きる勇気を与える。 16ミリフィルム撮影による素朴で人間味漂うショットの連続と、静寂シーンの中で響く数々の「音」により、唯一無二の没入型シネマとなった。まさに研ぎ澄まされた日本的「引き算の美学」の好例。 海外でも高い評価を受け、世界中の映画祭から引っ張りだこになった。
【他の受賞歴】
・毎日映画コンクール【5冠】作品賞、監督賞、主演女優賞(岸井ゆきの)、撮影賞、録音賞
・高崎映画祭 作品賞&主演女優賞(岸井ゆきの)
・雑誌「映画芸術」年間ベスト1位
・ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門ノミネート
・スペイン バレンシア国際映画祭ノミネート
・ベルギー ヘント国際映画祭ノミネート

<作品賞ベスト2位以下>
2位:「ある男」
3位:「夜明けまでバス停で」
4位:「こちらあみ子」
5位:「冬薔薇(そうび)」
6位(同点で3本)
        「PLAN 75」
        「土を喰らう12ヵ月 」
        「ハケンアニメ」
9位(同点で2本)
        「さがす」
        「千夜、一夜 」

※歴代の作品賞▼
主演男優賞 沢田研二
「土を喰らう十二ヵ月」
 沢田研二
(配給:日活)
【他の映画賞】
・毎日映画コンクール

<2位以下>
2位:妻夫木(つまぶき)聡
3位(同点で5人)
        稲垣吾郎
        松坂桃李
        豊川悦司
        渡辺紘文
        窪田正孝

※歴代の主演男優賞→
主演女優賞 岸井ゆきの
「ケイコ 目を澄ませて」
 岸井ゆきの
(配給:ハピネットファントム)
※聾(ろう)者のボクサー役。発声による台詞ではなく、顏・体(アクション)・手話による演技。 とりわけ「眼」による表現の豊かさが、大絶賛を浴びた。 役作りのためにボクシングの特訓を重ね、リズミカルでキレのある身のこなしと、リングでの野獣のような闘いぶりを実現。 他の登場人物や風景との溶け込み具合も見事だった。同じく本年公開だった「神は見返りを求める」との対照的な役柄で、幅の広さも見せた。 製作の初期段階から参加し、成功に尽力した。 本年度の邦画界は主演女優による名演が数多く見られたが、その中でも突出していた。
【他の対象作品】
「神は見返りを求める」
「犬も食わねどチャーリーは笑う」
「やがて海へと届く」
【他の映画賞】
・毎日映画コンクール 主演女優賞
・高崎映画祭 主演女優賞

<2位以下>
2位:倍賞千恵子
3位:田中裕子
4位:安藤サクラ

※歴代の主演女優賞→
助演男優賞 三浦友和
「ケイコ 目を澄ませて」
 三浦友和
(配給:ハピネットファントム)
※廃業寸前のボクシングジムの会長を演じた。人としての奥行きや年輪を感じさせるベテランならではの好演。言葉は少ないが、背中だけで語る存在感は見事。とくに岸井ゆきの演じる女性ボクサーとの練習のシーンは、多くの観客の称賛の的になった。
【他の対象作品】
「線は、僕を描く」
「グッバイ・クルエル・ワールド」

<2位以下>
2位:窪田正孝
3位(同点で4人)
        中島歩
        横浜流星
        ダンカン
        柄本明

※歴代の助演男優賞→
助演女優賞 広末涼子
「あちらにいる鬼」
 広末涼子
(配給:ハピネットファントム)
【他の対象作品】
「バスカヴィル家の犬 シャーロック」
「コンフィデンスマンJP 英雄編」

<2位以下>
2位(同点で2人)
        伊東蒼
        余貴美子
4位(同点で3人)
        河合優実
        大西礼芳
        尾野真千子

※歴代の助演女優賞→
監督賞 高橋伴明(ばんめい)
「夜明けまでバス停で」
 高橋伴明
(配給:渋谷プロダクション)
読者選出
日本映画1位
「ケイコ 目を澄ませて」
 ケイコ 目を澄ませて
(配給:ハピネットファントム)
読者選出
日本映画監督賞
三宅唱(しょう)
「ケイコ 目を澄ませて」
 三宅唱
(配給:ハピネットファントム)
脚本賞 「夜明けまでバス停で」
 梶原阿貴(あき)
 夜明けまでバス停で
新人男優賞 目黒蓮
 目黒蓮
「月の満ち欠け」
(配給:松竹)
「おそ松さん」
(配給:東宝)

<2位以下>
2位:水上恒司(岡田健史)
3位:カン・ユンス
4位(同点で2人)
        坂元愛登(まなと)
        諏訪珠理(すわ・しゅり)
新人女優賞 嵐莉菜(あらし・りな)
「マイスモールランド」
 嵐莉菜
(配給:バンダイナムコアーツ)

<2位以下>
2位:大沢一菜(かな)
3位:上大迫祐希(かみおおさこ・ゆうき)
4位(同点で2人)
        Koki(コウキ)
        さとうほなみ
文化映画1位 「私のはなし 部落のはなし」
 私のはなし 部落のはなし
 監督:満若勇咲(みつわか・ゆうさく)
外国映画1位 「リコリス・ピザ」
 リコリス・ピザ
 国内配給:ビターズ・エンド、パルコ
読者選出
外国映画1位
「コーダ あいのうた」
 コーダ あいのうた
 監督:シアン・ヘダー
 国内配給:ギャガ
外国映画監督賞 ペドロ・アルモドバル
「パラレル・マザーズ」
 パラレル・マザーズ
 国内配給:キノフィルム

2021年

ドライブ・マイ・カーが6冠を獲得

部門 受賞者
作品賞
(ベストテン1位)
「ドライブ・マイ・カー」
(監督:濱口竜介)
  予告編→
監督賞 濱口竜介
「ドライブ・マイ・カー」
「偶然と想像」
主演男優賞 役所広司
「すばらしき世界」
※歴代の主演男優賞→
主演女優賞 尾野真千子
「茜(あかね)色に焼かれる」
「ヤクザと家族 The Family」
※歴代の主演女優賞→
助演男優賞 鈴木亮平
「孤狼の血 LEVEL2」
「燃えよ剣」
「土竜の唄 FINAL」
※歴代の助演男優賞→
助演女優賞 三浦透子(とうこ)
「ドライブ・マイ・カー」
「スパゲティコード・ラブ」
※歴代の助演女優賞→
新人男優賞 和田庵(いおり)
「茜(あかね)色に焼かれる」
新人女優賞 河合優実(ゆうみ)
「由宇子の天秤(てんびん)」
「サマーフィルムにのって」
「偽りのないhappy end」
脚本賞 濱口竜介、大江崇允(たかまさ)
「ドライブ・マイ・カー」
文化映画1位 「水俣曼荼羅(まんだら)」
 (監督:原一男)
外国映画1位 「ノマドランド」
外国映画監督賞 クロエ・ジャオ
「ノマドランド」
「エターナルズ」
読者選出
日本映画1位
「ドライブ・マイ・カー」
読者選出
外国映画1位
「ノマドランド」
読者選出
日本映画監督賞
濱口竜介
「ドライブ・マイ・カー」
読者選出
外国映画監督賞
クロエ・ジャオ
「ノマドランド」

2020年

部門 受賞者
作品賞
(ベストテン1位)
「スパイの妻」
  予告編→
  Amazon配信→
監督賞 大林宣彦
「海辺の映画館―キネマの玉手箱」(アスミック)
主演男優賞 森山未來
「アンダードッグ」(東映ビデオ)
主演女優賞 水川あさみ
「喜劇 愛妻物語」(バンナム、キューテック)
 予告編→
 Amazon配信→
「滑走路」
助演男優賞 宇野祥平
「罪の声」(東宝)
「本気のしるし 劇場版」
「恋するけだもの」
「37セカンズ」
「星の子」
助演女優賞 蒔田彩珠
「朝が来る」(キノ)
 Amazon配信→
新人男優賞 奥平大兼
「MOTHER マザー」
新人女優賞 モトーラ世理奈
「風の電話」(ブロードメディア)
「タイトル、拒絶」
脚本賞 濱口竜介、野原位(ただし)、黒沢清
「スパイの妻」
 Amazon配信→
文化映画1位 「なぜ君は総理大臣になれないのか」
外国映画1位 「パラサイト 半地下の家族」
外国映画監督賞 ポン・ジュノ
「パラサイト 半地下の家族」
読者選出
日本映画1位
「天外者(てんがらもん)」
読者選出
日本映画監督賞
田中光敏
「天外者」
読者選出
外国映画1位
「パラサイト 半地下の家族」
読者選出
外国映画監督賞
ポン・ジュノ
「パラサイト 半地下の家族」

2019年

2019年(2020年2月発表)のキネマ旬報ベストテン(キネジュンベスト10)は、 「火口のふたり」の日本映画部門の1位(作品賞)を受賞しました。 「半世界」が読者投票の日本映画1位に選ばれました。 半世界は助演女優賞と脚本賞も獲得しました。 「宮本から君へ」が主演男優賞に輝きました。

部門 受賞
作品賞
(ベストテン1位)
火口のふたり」(かこうのふたり)

(監督:荒井晴彦、配給:ファントム・フィルム)

 予告編→

 Amazon(ブルーレイ)→
監督賞 白石和彌
「ひとよ」「凪待ち」「麻雀放浪記2020」
主演男優賞 池松壮亮
「宮本から君へ」
主演女優賞 瀧内公美
「火口のふたり」
助演男優賞 成田凌
「愛がなんだ」「さよならくちびる」 ほか
助演女優賞 池脇千鶴
「半世界」
脚本賞 阪本順治
「半世界」
外国映画賞 ジョーカー

(日本公開:2019年10月)

 予告編→

 字幕版(Amazon)→

 吹替版(Amazon)→
新人男優賞 鈴鹿央士
「蜜蜂と遠雷」「決算!忠臣蔵」
新人女優賞 関水渚
「町田くんの世界」
読者賞(日本映画) 半世界

 予告編→

 Amazonビデオ→

(配給:キノフィルムズ)
読者賞(外国映画) ジョーカー

2018年

部門 受賞者
作品賞
(ベストテン1位)
万引き家族
(配給:ギャガ)

 予告編→

 動画配信(Amazon)→
監督賞 是枝裕和
「万引き家族」(ギャガ)
主演男優賞 柄本佑
「きみの鳥はうたえる」、「素敵なダイナマイトスキャンダル」、「ポルトの恋人たち 時の記憶」
主演女優賞 安藤サクラ
「万引き家族」(ギャガ)
助演男優賞 松坂桃李
「孤狼の血」
助演女優賞 木野花
「愛しのアイリーン」
新人男優賞 寛一郎
「菊とギロチン」
新人女優賞 木竜麻生
「菊とギロチン」、「鈴木家の嘘」
脚本賞 相澤虎之助/瀬々敬久
「菊とギロチン」
文化映画1位 沖縄スパイ戦史
読者選出日本映画1位 万引き家族
(ギャガ)

 予告編→

 動画配信(Amazon)→
読者選出日本映画監督賞 是枝裕和
「万引き家族」(ギャガ)
外国映画1位 スリー・ビルボード
外国映画監督賞 マーティン・マクドナー
「スリー・ビルボード」
読者選出外国映画1位 スリー・ビルボード
読者選出外国映画監督賞 マーティン・マクドナー
「スリー・ビルボード」