歴代の一覧(全部門)

2025年

「旅と日々」が作品賞(日本映画1位)。

2025年(2026年発表)
部門 受賞者
作品賞
(ベストテン1位)
「旅と日々」
 旅と日々
三宅唱監督の観察映画(observational cinema)路線の一つの到達点。人の何気ない行動や心の動きを、緻密なカメラワークで捕捉。大きな事件やドラマチックな物語に頼ることなく、ユニークで味わい深い映像体験を提供する。
海外でも「言葉にならない感情がみっしり詰まっている」などと称賛され、伝統ある「ロカルノ国際映画祭(スイス)」の最高賞(金豹賞)を、日本映画として18年ぶりに受賞した。

<2位以下>
2位:「国宝」
3位:「敵」
4位:「ふつうの子ども」
5位:「宝島」
6位:「愚か者の身分」
7位:「桐島です」
8位:「海辺へ行く道」
9位:「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」
10位:「見はらし世代」

※歴代の作品賞▼
主演男優賞 吉沢亮
「国宝」
 吉沢亮

<上位の顔ぶれと得票>
1位:吉沢亮 19票
         「国宝」
2位:長塚京三 13票
         「敵」
3位:毎熊(まいぐま)克哉 6票
         「桐島です」
4位(同点で3人)
         綾野剛 3票
         「でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男」
         「星と月は天の穴」
         北村匠海 3票
         「悪い夏」
         「愚か者の身分」
         妻夫木聡 3票
         「宝島」

※歴代の主演男優賞→
主演女優賞 シム・ウンギョン
「旅と日々」
 シム・ウンギョン
言葉では語られない内面を、静かに画面に宿らせる表現力が称賛された。 脚本家である主人公の迷いやインスピレーションを巡る漂流感を、表情や口調などで繊細に体現。 詩的な結末へと向かう作品の抑制的な展開を、リラックスしたナチュラル演技で支えた。

<上位の顔ぶれと得票>
1位:シム・ウンギョン 11票
2位:広瀬すず 9票
         「遠い山なみの光」
         「ゆきてかへらぬ」
         「宝島」など
3位:長澤まさみ 8票
         「おーい、応為(おうい)」など
4位:井川遥 5票
5位(同点で3人)
         河合優実 3票
         「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」
         「悪い夏」
         倍賞千恵子 3票
         「TOKYOタクシー」
         北川景子 3票
         「ナイトフラワー」

※歴代の主演女優賞→
助演男優賞 佐藤二朗
「爆弾」
 佐藤二朗

<上位の顔ぶれと得票>
1位:佐藤二郎 12票
         「爆弾」
      ※主演枠でも2票
2位:堤真一 9票
         「旅と日々」
3位:田中泯 6票
         「国宝」
4位(同点で2人)
         窪田正孝 4票
         「宝島」「悪い夏」
         横浜流星 4票
         「国宝」

※歴代の助演男優賞→
助演女優賞 伊東蒼(あおい)
「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」
 伊東蒼
※主人公のバイト先の同僚「さっちゃん」を演じた。
感情を揺さぶる演技。片思いや行き場のないやるせなさなど、思春期女子の複雑な感情を、瑞々しく表現。若手ながら成熟した表現力が絶賛された。とくに独白シーンが強烈なインパクトを与えた。
作品自体も、2025年上半期のトップ級の高評価。

<上位の顔ぶれと得票>
1位:伊東蒼 11票
2位:森田望智 9票
         「ナイトフラワー」
3位:瀧内公美 7票
         「ふつうの子ども」
         「敵」
         「国宝」など
4位:河合優実 5票
         「旅と日々」
         「悪い夏」
         「敵」など
5位(同点で2人)
         井川遥 3票
         森七菜 3票

※歴代の助演女優賞→
監督賞 李相日
「国宝」
 李相日

<上位の顔ぶれと得票>
1位:李相日 16票
2位:吉田大八 4票
3位(同点で3人)
         三宅唱 3票
         呉美保 3票
         大友啓史 3票
6位(同点で6人)
         大九明子 2票
         横浜聡子 2票
         早川千絵 2票
         土井裕泰 2票
         根岸吉太郎 2票
         山内ケンジ 2票
読者選出
日本映画1位
「国宝」
 国宝
読者選出
日本映画監督賞
李相日
「国宝」
 李相日
脚本賞 奥寺佐渡子(おくでら・さとこ)
「国宝」
奥寺佐渡子
新人男優賞 黒崎煌代(こうだい)
「見はらし世代」ほか
 黒崎煌代

バラバラになった家族が再び向き合い、関係を築き直そうとするヒューマンドラマ「見はらし世代」において主演を務めた。

どこか一歩引いた視点と内側に秘めた熱量のバランスが絶妙。東京・渋谷の街を配送車で走る姿は、実在する一人の若者の日常を覗き見しているような生々しさ。長年疎遠だった父に対し、激しく感情をぶつけるのではなく、ふとした視線の逸らし方や、沈黙の間の取り方だけで「許せないけれど気になる」という複雑な息子心を表現した。

団塚唯我(だんづか・ゆいが)監督から「キャラクターに余白を持たせてほしい」という指示を受け、あえて作り込みすぎず、その場で生まれる感情を大切にしたという。

<上位の顔ぶれと得票>
1位:黒崎煌代 11票
         「見はらし世代」など
2位:嶋田鉄太(てった) 9票
         「ふつうの子ども」
3位:黒川想矢 8票
         「国宝」「この夏の星を見る」など
4位:林裕太 5票
         「愚か者の身分」
5位(同点で3人)
         原田琥之佑 3票
         味元耀大 3票
         木戸大聖 3票
新人女優賞 鈴木唯(ゆい)
「ルノワール」
 鈴木唯

11歳の少女の一夏を描いた「ルノワール」で主演。病に伏す父と生活のために働く母の狭間で、ひとり空想を広げながら成長していく役柄。複雑な大人の世界をじっと観察し、その矛盾や虚しさを敏感に察知する姿や表情が称賛された。
受賞時12歳で、史上最年少タイ記録。

<上位の顔ぶれと得票>
1位:鈴木唯(ゆい) 20票
         「ルノワール」
2位:瑠璃(るり) 7票
         「ふつうの子ども」
3位(同点で2人)
         中川未悠 4票
         「ミーツ・ザ・ワールド」
         南琴奈 4票
5位(同点で2人)
         一色香澄 3票
         川口真奈 3票
文化映画1位 「よみがえる声」
 よみがえる声
 監督:朴壽南(パク・スナム)、朴麻衣(パク・マイ)

在日朝鮮人2世の記録作家・朴壽南(パク・スナム)監督と、その娘である朴麻衣(パク・マイ)監督が共同で手掛けたドキュメンタリー映画。2025年に90歳を迎えた朴壽南監督が、ライフワークとして40年以上にわたり16ミリフィルムで撮り続けてきた「歴史の闇に置かれた人々の証言」を、現代に蘇らせる。

劣化が進む膨大なフィルムを、娘の麻衣氏と共にデジタル修復・復元していく過程を軸に、母娘が対話を重ねながら「歴史をいかに次世代へ繋ぐか」を問い直す構成。
外国映画1位 「ワン・バトル・アフター・アナザー」
ワン・バトル・アフター・アナザー

<2位以下>
2位:「アノーラ 」
3位:「教皇選挙」
4位:「ザ・ルーム・ネクスト・ドア 」
5位:「サブスタンス 」
6位:「エミリア・ペレス」
7位:「F1」
8位:「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」
9位:「愛はステロイド」
10位:「アイム・スティル・ヒア」
読者選出
外国映画1位
「ワン・バトル・アフター・アナザー」
ワン・バトル・アフター・アナザー
外国映画監督賞  ポール・トーマス・アンダーソン
「ワン・バトル・アフター・アナザー」
ポール・トーマス・アンダーソン
<授賞式▼>
【出典】
雑誌「キネマ旬報 ベストテン発表号 2026年2月

2024年

「夜明けのすべて」が作品賞(日本映画1位)、監督賞、主演男優賞、読者選出1位に輝き、圧勝。

2024年(2025年発表)
部門 受賞者
作品賞
(ベストテン1位)
「夜明けのすべて」
 夜明けのすべて
前々年の「ケイコ 目を澄ませて」に続いて三宅唱監督作の受賞。監督賞、主演男優賞、読者選出1位も獲得。
心の病を抱える男女2人の日常を切り取った静かな秀作。ふだん見落としてしまいがちな人間社会の優しさが、淡々とした演出と16ミリフィルム撮影で繊細に表現されている。
批評家だけでなく、一般の観客からも最高級のレビュー評価を得た。大げさな演出やありがちな展開に頼ることなく、映画ならではの奥行きのある物語の魅力を幅広い世代に伝えた意義は大きい。社会的テーマ性も豊か。商業的にも成功した。

<2位以下>
2位:「ナミビアの砂漠」
3位:「悪は存在しない」
4位:「ぼくのお日さま」
     :「Cloud クラウド」
6位:「ぼくが生きてる、ふたつの世界」
7位:「ルックバック」
8位:「青春ジャック 止められるか俺たちを2」
9位:「ラストマイル」
10位:「あんのこと」

※歴代の作品賞▼
主演男優賞 松村北斗(ほくと)
「夜明けのすべて」
 夜明けのすべて
パニック障害を抱える青年役。芝居をしていると感じさせない自然体の演技が秀逸だった。周りの空気を読んでいないかに見える職場での不愛想な立ち振る舞いや、少し打ち解けてきた同僚に対するさりげない気づかいぶりなど、日常の機微をデリケートに表現。作品の世界観と見事に一体化し、物語の説得力と魅力を高めた。

<2位以下>
2位(同点で2人)
         藤竜也
         山口馬木也
4位(同点で5人)
         池松壮亮
         岡山天音
         草彅剛
         永瀬正敏
         横浜流星
9位:吉沢亮

※歴代の主演男優賞→
主演女優賞 河合優実(ゆうみ)
「ナミビアの砂漠」「あんのこと」
 河合優実
28票の大量得票で、2位に21票差をつけた。本年度の邦画の中で最高級の評価を得た2本で、いずれも唯一無二のキャラクター造形に成功した。同じくキネ旬ベストテンに入った「ルックバック」(アニメ)でも声優として主役を担当。

<2位以下>
2位:江口のりこ
3位:上白石萌音
4位(同点で2人)
         石原さとみ
         満島ひかり
6位:森田想
7位:草笛光子

※歴代の主演女優賞→
助演男優賞 池松壮亮(そうすけ)
「ぼくのお日さま」
「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」
 池松壮亮
「ぼくのお日さま」でやさしい眼差しが印象的なフィギュアスケート・コーチを演じた。光を生かした独特のカメラワークによる美しい作品世界に溶け込んだ。

<2位以下>
2位:藤竜也
3位(同点で2人)
         大沢たかお
         佐藤二郎
5位(同点で2人)
         内野聖陽
         仲野太賀

※歴代の助演男優賞→
助演女優賞 忍足亜希子(おしだり・あきこ)
「ぼくが生きてる、ふたつの世界」
 忍足亜希子
ろう者の母親役。息子に対する優しい眼差しに、涙腺崩壊者が続出した。表情、後ろ姿、手話の動きなどで母性的な優しさや寂しさを観客に伝え、想起させる。世代や立場を越えて大勢の心に強く残り得る普遍的な名演。ろう者の登場人物を全てろう者の俳優が演じた本作の成功の象徴でもある。キネ旬ベストテンで助演女優賞を受賞。
作品自体も絶賛され、キネ旬ベストテン6位に。

<2位以下>
2位:カルーセル麻紀
3位:芋生悠
4位(同点で4人)
         黒木華
         小泉今日子
         根岸季衣
         森田想

※歴代の助演女優賞→
監督賞 三宅唱
「夜明けのすべて」
 夜明けのすべて
 三宅唱
国内インデペンデント映画界の俊英。前作「ケイコ 目を澄ませて」(2022年キネ旬ベスト1位)に続いて年間賞レースのトップを走った。

<2位以下>
2位(同点で4人)
      石井岳龍(がくりゅう)
         「箱男」
      呉美保(お・みぽ)
         「ぼくが生きてる、ふたつの世界」
      黒沢清
         「Cloud クラウド」
      山中瑶子(ようこ)
         「ナミビアの砂漠」
読者選出
日本映画1位
「夜明けのすべて」
 夜明けのすべて

<2位以下>
2位:「侍タイムスリッパー」
3位:「悪は存在しない」
4位:「あんのこと」
5位:「ミッシング」
6位:「ラストマイル」
7位:「ぼくのお日さま」
8位:「ルックバック」
9位:「碁盤斬り」
10位:「ぼくが生きてる、ふたつの世界」
読者選出
日本映画監督賞
三宅唱
「夜明けのすべて」
 夜明けのすべて
 三宅唱
脚本賞 野木亜紀子
「ラストマイル」
ラストマイル
新人男優賞 越山敬達(こしやま・けいたつ)
「ぼくのお日さま」
 越山敬達

<2位以下>
2位:齋藤潤
3位:羽村仁成
4位:大美賀均
5位(同点で4人)
         加納土
         倉本朋幸
         原田琥之佑
         日高由起刀
新人女優賞 中西希亜良(きあら)
「ぼくのお日さま」
 中西希亜良

<2位以下>
2位:早瀬憩(いこい)
3位:星乃あんな
4位:鞘師里保(さやし・りほ)
5位(同点で3人)
         近藤華
         西川怜
         山本奈衣瑠
文化映画1位 「正義の行方」
 正義の行方
外国映画1位 「オッペンハイマー」
オッペンハイマー

<2位以下>
2位:「瞳をとじて」
3位:「関心領域」
4位:「哀れなるものたち」
5位:「ファースト・カウ」
6位:「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」
7位:「シビル・ウォー アメリカ最後の日」
8位(同点で2本)
         「夜の外側 イタリアを震撼させた55日」
         「落下の解剖学」
10位:「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」
読者選出
外国映画1位
「オッペンハイマー」
オッペンハイマー

<2位以下>
2位:「哀れなるものたち」
3位:「関心領域」
4位:「シビル・ウォー アメリカ最後の日」
5位:「ホールドオーバーズ」
6位:「落下の解剖学」
7位:「瞳をとじて」
8位:「ソウルの春」
9位:「デューン砂の惑星 パート2」
10位:「マッドマックス:フュリオサ」
外国映画監督賞 クリストファー・ノーラン
「オッペンハイマー」
クリストファー・ノーラン
<授賞式のライブ配信▼>
【出典】 雑誌「キネマ旬報 ベストテン特別号 2025年2月

2023年

2023年キネ旬ベスト(2024年発表)
部門 受賞者
作品賞
(ベストテン1位)
「せかいのおきく」
(192点)
 せかいのおきく

<2位以下>
2位:「パーフェクト・デイズ」(188点)
3位:「ほかげ」(171点)
4位:「福田村事件」(144点)
5位:「月」(136点)
6位:「花腐し」(109点)
7位:「怪物」(98点)
8位:「ゴジラ-1.0」(91点)
9位:「君たちはどう生きるか」(78点)
10位:「春画先生」(75点)

※歴代の作品賞→
主演男優賞 役所広司
「パーフェクト・デイズ」
 役所広司

<2位以下>
2位:鈴木良平
3位(同点で2人)
        内野聖陽(せいよう)
        松山ケンイチ
5位(同点で3人)
        綾野剛
        池松壮亮
        光石研(みついし・けん)

※歴代の主演男優賞→
主演女優賞 趣里(しゅり)
「ほかげ」
 趣里

<2位以下>
2位:杉咲花
3位(同点で2人)
        菊地凛子
        黒木華
5位:真木よう子

※歴代の主演女優賞→
助演男優賞 磯村勇斗(はやと)
「月」「正欲」など
 磯村勇斗

<2位以下>
2位:宇崎竜童
3位:水道橋博士
4位(同点で7人)
        柄本明
        大泉洋
        寛一郎
        佐藤浩市
        永山瑛太
        三浦貴大
        リリー・フランキー

※歴代の助演男優賞→
助演女優賞 二階堂ふみ
「月」
 二階堂ふみ

<2位以下>
2位:阿川佐和子
3位(同点で3人)
        黒木華
        さとうなほみ
        趣里

※歴代の助演女優賞→
監督賞 ビム・ベンダース
「パーフェクト・デイズ」
(9票)
 パーフェクト・デイズ

<2位以下>
2位:石井裕也(8票)
3位:阪本順治(6票)
4位:塚本晋也(4票)
5位:今泉力哉(3票)
読者選出
日本映画1位
「Gメン」
(2万1049点)
 Gメン

<2位以下>
2位:「福田村事件」(2万54点)
3位:「怪物」(1万3445点)
4位:「ゴジラ-1.0」(1万2315点)
5位:「月」(9847点)
6位:「正欲」(8323点)
7位:「愛にイナズマ」(7316点)
8位:「君たちはどう生きるか」(7109点)
9位:「市子」(6555点)
10位:「BAD LANDS(バッド・ランズ)」(6133点)
読者選出
日本映画監督賞
瑠東東一郎(るとう・とういちろう)
「Gメン」
 Gメン
脚本賞 「せかいのおきく」
 阪本順治
 せかいのおきく
新人男優賞 塚尾桜雅(おうが)
「ほかげ」
 塚尾桜雅

<2位以下>
2位:柊木陽太(ひいらぎ・ひなた)
3位(同点で2人)
        アフロ
        黒川想矢(そうや)
5位:池川侑希弥(ゆきや)
新人女優賞 アイナ・ジ・エンド
「キリエのうた」
 アイナ・ジ・エンド

<2位以下>
2位:山﨑七海
3位:花瀬琴音
4位(同点で3人)
        呉城(くれしろ)久美
        サリngROCK(サリングロック)
        當真(とうま)あみ
文化映画1位 「キャメラを持った男たち 関東大震災を撮る」
 キャメラを持った男たち 関東大震災を撮る
外国映画1位 「TAR(ター)」
 TAR(ター)

<2位以下>
2位:「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
3位:「枯れ葉」
4位:「EO イーオー」
5位:「フェイブルマンズ」
6位:「イニシェリン島の精霊」
7位:「別れる決心」
8位:「エンパイア・オブ・ライト」
9位:「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
10位:「ウーマン・トーキング 私たちの選択」
読者選出
外国映画1位
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
 キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン

<2位以下>
2位:「TAR(ター)」
3位:「フェイブルマンズ」
4位:「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」
5位:「イニシェリン島の精霊」
6位:「枯れ葉」
7位:「バービー」
8位:「エンパイア・オブ・ライト」
9位:「トリとロキタ」
10位:「ザ・ホエール」
外国映画監督賞 トッド・フィールド
「TAR(ター)」
 TAR(ター)
<授賞式▼>

2022年

部門 受賞者
作品賞
(ベストテン1位)
「ケイコ 目を澄(す)ませて」
 ケイコ 目を澄ませて

 監督:三宅唱(しょう)

※耳の聞こえない女性ボクサーの挑戦と葛藤、そして周囲との触れ合いを追う日常生活劇。実在のボクサーの自伝が原案になっている。 派手な展開や過剰演出に頼ることなく、登場人物たちと誠実に向き合い、観客に生きる勇気を与える。 16ミリフィルム撮影による素朴で人間味漂うショットの連続と、静寂シーンの中で響く数々の「音」により、唯一無二の没入型シネマとなった。まさに研ぎ澄まされた日本的「引き算の美学」の好例。 海外でも高い評価を受け、世界中の映画祭から引っ張りだこになった。
【他の受賞歴】
・毎日映画コンクール【5冠】作品賞、監督賞、主演女優賞(岸井ゆきの)、撮影賞、録音賞
・高崎映画祭 作品賞&主演女優賞(岸井ゆきの)
・雑誌「映画芸術」年間ベスト1位
・ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門ノミネート
・スペイン バレンシア国際映画祭ノミネート
・ベルギー ヘント国際映画祭ノミネート

<作品賞ベスト2位以下>
2位:「ある男」
3位:「夜明けまでバス停で」
4位:「こちらあみ子」
5位:「冬薔薇(そうび)」
6位(同点で3本)
        「PLAN 75」
        「土を喰らう12ヵ月 」
        「ハケンアニメ」
9位(同点で2本)
        「さがす」
        「千夜、一夜 」

※歴代の作品賞→
主演男優賞 沢田研二
「土を喰らう十二ヵ月」
 沢田研二
(配給:日活)
【他の映画賞】
・毎日映画コンクール

<2位以下>
2位:妻夫木(つまぶき)聡
3位(同点で5人)
        稲垣吾郎
        松坂桃李
        豊川悦司
        渡辺紘文
        窪田正孝

※歴代の主演男優賞→
主演女優賞 岸井ゆきの
「ケイコ 目を澄ませて」
 岸井ゆきの
(配給:ハピネットファントム)
※聾(ろう)者のボクサー役。発声による台詞ではなく、顏・体(アクション)・手話による演技。 とりわけ「眼」による表現の豊かさが、大絶賛を浴びた。 役作りのためにボクシングの特訓を重ね、リズミカルでキレのある身のこなしと、リングでの野獣のような闘いぶりを実現。 他の登場人物や風景との溶け込み具合も見事だった。同じく本年公開だった「神は見返りを求める」との対照的な役柄で、幅の広さも見せた。 製作の初期段階から参加し、成功に尽力した。 本年度の邦画界は主演女優による名演が数多く見られたが、その中でも突出していた。
【他の対象作品】
「神は見返りを求める」
「犬も食わねどチャーリーは笑う」
「やがて海へと届く」
【他の映画賞】
・毎日映画コンクール 主演女優賞
・高崎映画祭 主演女優賞

<2位以下>
2位:倍賞千恵子
3位:田中裕子
4位:安藤サクラ

※歴代の主演女優賞→
助演男優賞 三浦友和
「ケイコ 目を澄ませて」
 三浦友和
(配給:ハピネットファントム)
※廃業寸前のボクシングジムの会長を演じた。人としての奥行きや年輪を感じさせるベテランならではの好演。言葉は少ないが、背中だけで語る存在感は見事。とくに岸井ゆきの演じる女性ボクサーとの練習のシーンは、多くの観客の称賛の的になった。
【他の対象作品】
「線は、僕を描く」
「グッバイ・クルエル・ワールド」

<2位以下>
2位:窪田正孝
3位(同点で4人)
        中島歩
        横浜流星
        ダンカン
        柄本明

※歴代の助演男優賞→
助演女優賞 広末涼子
「あちらにいる鬼」
 広末涼子
(配給:ハピネットファントム)
【他の対象作品】
「バスカヴィル家の犬 シャーロック」
「コンフィデンスマンJP 英雄編」

<2位以下>
2位(同点で2人)
        伊東蒼
        余貴美子
4位(同点で3人)
        河合優実
        大西礼芳
        尾野真千子

※歴代の助演女優賞→
監督賞 高橋伴明(ばんめい)
「夜明けまでバス停で」
 高橋伴明
(配給:渋谷プロダクション)
読者選出
日本映画1位
「ケイコ 目を澄ませて」
 ケイコ 目を澄ませて
(配給:ハピネットファントム)
読者選出
日本映画監督賞
三宅唱(しょう)
「ケイコ 目を澄ませて」
 三宅唱
(配給:ハピネットファントム)
脚本賞 「夜明けまでバス停で」
 梶原阿貴(あき)
 夜明けまでバス停で
新人男優賞 目黒蓮
 目黒蓮
「月の満ち欠け」
(配給:松竹)
「おそ松さん」
(配給:東宝)

<2位以下>
2位:水上恒司(岡田健史)
3位:カン・ユンス
4位(同点で2人)
        坂元愛登(まなと)
        諏訪珠理(すわ・しゅり)
新人女優賞 嵐莉菜(あらし・りな)
「マイスモールランド」
 嵐莉菜
(配給:バンダイナムコアーツ)

<2位以下>
2位:大沢一菜(かな)
3位:上大迫祐希(かみおおさこ・ゆうき)
4位(同点で2人)
        Koki(コウキ)
        さとうほなみ
文化映画1位 「私のはなし 部落のはなし」
 私のはなし 部落のはなし
 監督:満若勇咲(みつわか・ゆうさく)
外国映画1位 「リコリス・ピザ」
 リコリス・ピザ
 国内配給:ビターズ・エンド、パルコ
読者選出
外国映画1位
「コーダ あいのうた」
 コーダ あいのうた
 監督:シアン・ヘダー
 国内配給:ギャガ
外国映画監督賞 ペドロ・アルモドバル
「パラレル・マザーズ」
 パラレル・マザーズ
 国内配給:キノフィルム

2021年

ドライブ・マイ・カーが6冠を獲得

部門 受賞者
作品賞
(ベストテン1位)
「ドライブ・マイ・カー」
(監督:濱口竜介)
  予告編→
監督賞 濱口竜介
「ドライブ・マイ・カー」
「偶然と想像」
主演男優賞 役所広司
「すばらしき世界」
※歴代の主演男優賞→
主演女優賞 尾野真千子
「茜(あかね)色に焼かれる」
「ヤクザと家族 The Family」
※歴代の主演女優賞→
助演男優賞 鈴木亮平
「孤狼の血 LEVEL2」
「燃えよ剣」
「土竜の唄 FINAL」
※歴代の助演男優賞→
助演女優賞 三浦透子(とうこ)
「ドライブ・マイ・カー」
「スパゲティコード・ラブ」
※歴代の助演女優賞→
新人男優賞 和田庵(いおり)
「茜(あかね)色に焼かれる」
新人女優賞 河合優実(ゆうみ)
「由宇子の天秤(てんびん)」
「サマーフィルムにのって」
「偽りのないhappy end」
脚本賞 濱口竜介、大江崇允(たかまさ)
「ドライブ・マイ・カー」
文化映画1位 「水俣曼荼羅(まんだら)」
 (監督:原一男)
外国映画1位 「ノマドランド」
外国映画監督賞 クロエ・ジャオ
「ノマドランド」
「エターナルズ」
読者選出
日本映画1位
「ドライブ・マイ・カー」
読者選出
外国映画1位
「ノマドランド」
読者選出
日本映画監督賞
濱口竜介
「ドライブ・マイ・カー」
読者選出
外国映画監督賞
クロエ・ジャオ
「ノマドランド」

2020年

部門 受賞者
作品賞
(ベストテン1位)
「スパイの妻」
  予告編→
  Amazon配信→
監督賞 大林宣彦
「海辺の映画館―キネマの玉手箱」(アスミック)
主演男優賞 森山未來
「アンダードッグ」(東映ビデオ)
主演女優賞 水川あさみ
「喜劇 愛妻物語」(バンナム、キューテック)
 予告編→
 Amazon配信→
「滑走路」
助演男優賞 宇野祥平
「罪の声」(東宝)
「本気のしるし 劇場版」
「恋するけだもの」
「37セカンズ」
「星の子」
助演女優賞 蒔田彩珠
「朝が来る」(キノ)
 Amazon配信→
新人男優賞 奥平大兼
「MOTHER マザー」
新人女優賞 モトーラ世理奈
「風の電話」(ブロードメディア)
「タイトル、拒絶」
脚本賞 濱口竜介、野原位(ただし)、黒沢清
「スパイの妻」
 Amazon配信→
文化映画1位 「なぜ君は総理大臣になれないのか」
外国映画1位 「パラサイト 半地下の家族」
外国映画監督賞 ポン・ジュノ
「パラサイト 半地下の家族」
読者選出
日本映画1位
「天外者(てんがらもん)」
読者選出
日本映画監督賞
田中光敏
「天外者」
読者選出
外国映画1位
「パラサイト 半地下の家族」
読者選出
外国映画監督賞
ポン・ジュノ
「パラサイト 半地下の家族」

2019年

2019年(2020年2月発表)のキネマ旬報ベストテン(キネジュンベスト10)は、 「火口のふたり」の日本映画部門の1位(作品賞)を受賞しました。 「半世界」が読者投票の日本映画1位に選ばれました。 半世界は助演女優賞と脚本賞も獲得しました。 「宮本から君へ」が主演男優賞に輝きました。

部門 受賞
作品賞
(ベストテン1位)
火口のふたり」(かこうのふたり)

(監督:荒井晴彦、配給:ファントム・フィルム)

 予告編→

 Amazon(ブルーレイ)→
監督賞 白石和彌
「ひとよ」「凪待ち」「麻雀放浪記2020」
主演男優賞 池松壮亮
「宮本から君へ」
主演女優賞 瀧内公美
「火口のふたり」
助演男優賞 成田凌
「愛がなんだ」「さよならくちびる」 ほか
助演女優賞 池脇千鶴
「半世界」
脚本賞 阪本順治
「半世界」
外国映画賞 ジョーカー

(日本公開:2019年10月)

 予告編→

 字幕版(Amazon)→

 吹替版(Amazon)→
新人男優賞 鈴鹿央士
「蜜蜂と遠雷」「決算!忠臣蔵」
新人女優賞 関水渚
「町田くんの世界」
読者賞(日本映画) 半世界

 予告編→

 Amazonビデオ→

(配給:キノフィルムズ)
読者賞(外国映画) ジョーカー

2018年

部門 受賞者
作品賞
(ベストテン1位)
万引き家族
(配給:ギャガ)

 予告編→

 動画配信(Amazon)→
監督賞 是枝裕和
「万引き家族」(ギャガ)
主演男優賞 柄本佑
「きみの鳥はうたえる」、「素敵なダイナマイトスキャンダル」、「ポルトの恋人たち 時の記憶」
主演女優賞 安藤サクラ
「万引き家族」(ギャガ)
助演男優賞 松坂桃李
「孤狼の血」
助演女優賞 木野花
「愛しのアイリーン」
新人男優賞 寛一郎
「菊とギロチン」
新人女優賞 木竜麻生
「菊とギロチン」、「鈴木家の嘘」
脚本賞 相澤虎之助/瀬々敬久
「菊とギロチン」
文化映画1位 沖縄スパイ戦史
読者選出日本映画1位 万引き家族
(ギャガ)

 予告編→

 動画配信(Amazon)→
読者選出日本映画監督賞 是枝裕和
「万引き家族」(ギャガ)
外国映画1位 スリー・ビルボード
外国映画監督賞 マーティン・マクドナー
「スリー・ビルボード」
読者選出外国映画1位 スリー・ビルボード
読者選出外国映画監督賞 マーティン・マクドナー
「スリー・ビルボード」